マンション経営の注意点について。賃貸物件の日当たりの影響を考える。

不動産投資 知識編

賃貸物件の日当たりの具合は、やはり物件の値段や賃料に影響を及ぼします。

物件としては、申し分ない場合、日当たりの影響はどうなのでしょうか?

 

購入価格も手頃でリーズナブルならば、資金的に無理がなければ、早速購入交渉へと行きたいところです。

ですが、日当たりの具合とかは、ユーザーが気にするだろうか?

今回は日当たりの問題について、考えて見たいと思います。

・日当たりの悪いのはどう考えるのか?

マンションの日当たりを考えると、下層階の部屋はやはり日当たりが良くないのです。

特に1階の部屋などは、投資家はもちろん、入居者からも基本、あまり好かれないことになっています。

 

一般的に、マンションについては、上層階になればなるほど物件価値が高まります。

わかりやすく言えば、下層階より上層階の方が賃料が高いのが当たり前なのです。

これは、日当たりとも何となく関係があるのではないかと思います。

(新築についても、中古についても、同様の傾向が見られます)

同様の傾向が日当たりに限定しても言えるのでして、例えば同じタイプの部屋でも日当たりが良い部屋のほうが通例、値段も高くなります。

(但し、近年の高層化に伴い、北向きなどでは日当たりが良くなかったりすることがあります)

 

ということは、日当たりが今ひとつの物件は敬遠した方が良いのでしょうか?

・入居者の目線で考えてみる。

1階と言えば、防犯上も不安があります。

しかも、ビルの谷間みたいな感じで、日当たりはあまり期待できないことが、新築時から分かっている物件もあります。

こんな物件は、どう考えるべきでしょうか?

実際には、日当たりをほとんど気にしない人もあるのです。

「日が高い時間帯は、仕事に出ているから、日当たりはあまり関係ない」

「道の反対側で静かに生活できるのであれば、日当たりは気にしない」

「下層階、特に1階は窓が開けられるから部屋干ししなくても良くて便利」

こういう考え方も少なくないようです。

中には「高層マンションだから1階が、避難するのにもっとも便利ではないか」

こんな人もあります。

泥棒が入りやすいと言うことは、退出、すなわち避難もしやすいということになるでしょうか?

震災や火災などの場合でも、1階だとスムーズに退出できるのです。

こういう、災害のことを心配しているユーザーが以内とも限りません!

 

そう考えると、日当たりの良くないために安く出ている物件があれば、チャンスかも知れません。

日当たりのために、安い価格で出ている物件を、普通の家賃で貸し出しても入居する人がいないとは限らないからです。

やはり、結論から言えば、物件の立地などを考えなくてはならないと思います。

日当たりはほとんど期待できないが、駅から5分の好立地である…こんな条件は見過ごせない好条件かもしれません。

セールスというのはやはり、相手をよく見ること、そして『見せ方』によって結果は大きく変わることがある…

こういうことを念頭に置いて、工夫しなくてはならないとおもいます。

・企業の賃貸契約については…

私の2室目のマンションも、最初は企業との契約でした。

不動産店の見解では、企業との契約は一般の契約と比べて長期になるそうで、見逃せない条件と言えそうです。

また、企業は安い賃貸物件を選びますので、同じマンションで似たような部屋があった場合、日当たりが悪い部屋に真っ先に白羽の矢が立って入居者が決定することもありえます。

 

ということで、日当たりなどの条件で、不利な条件について、どのように考えるか、判断するかが重要なのです。

この辺り、やはり経験あるプロの助言が受けたいものですね。

そして、入居者目線で物件を眺めてみることも重要です。

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