マンション経営の空室対策の重要ポイント!中古物件のタイプを見極める。

不動産投資 知識編

投資物件について、いきなりアパート一棟買いして大家さんになるなどは、邪道とは言いませんが、やはり無理があると思います。

大家業も、ある程度はやはり慣れでして、マラソンで言えば、いきなりサハラ砂漠マラソン(200キロ)とかに挑戦するのはやや無謀ではないでしょうか?

10キロ~ハーフマラソンを経て、フルマラソンに挑戦するのなら、誰もが合理的と考えるところだと思います。

そして、初心者向けと言えば、大家さんとしては(実は取り引き業者さんとしても!)ワンルームマンション投資が手頃で失敗が少ないとされています。

 

ということで、ワンルームマンション投資、資金力が強くない時期は中古のマンション投資ということになろうかと思います。

・中古のマンションの何が良いかというと

投資用物件としての価格はやはり、立地にもよりますし、新築・中古の別も大きく影響します。

新築マンションと言っても、中古マンション扱いになった途端、2~3割の価格下落があります。

人が一人住み、退去してしまうと、物件の状態としては、依然新築と変わらないのですが 既に中古扱いですので、この辺り以降の中古物件が良いことがわかります。

下手をすると、数年居住で退去しただけで、7割くらいまで物件の価値が下落するとなれば、やはりもったいないと言わざるを得ません。

・なぜ新築物件の価格が高く設定されているかというと

ついでながら、新築物件の値段がずっと高い理由ですが、新築物件の売り主が宣伝広告費にお金を掛けることが大きいのです。

かなりデラックスなパンフレットやホームページなど、また新聞やネット広告も使って売り出します。

営業担当者が数十人もかかって、広報活動を行います。

これらの総経費がやはりかさむのが、新築マンションが高い理由なのです。

中古マンションとなりますと、カラーの豪華なパンフレットを作ったり独自のホームページを作るなどはしません。

物件の平面見取り図が作られる程度です。

これらの経費分を負担することになりますので、新築マンションは高いことになります。

・現行の中古物件のどこに注目するか?

さて、目的となる中古マンションの話に来ました。

 

中古物件と言っても、分譲年により、間取りや設備が違い、ある程度は流行のようなところもあると思います。

そこで、大まかに2つに分類しますので、これでイメージを作って見ると良いでしょう。

バブル物件と築浅物件とに分けて説明しましょう。

バブル物件とは?

1990年当時のバブル時代に分譲されたワンルームマンションを指します。

『3点式ユニットバス』が取り付けられており、室内の広さも16㎡ ~ 20㎡と手狭まであることが多いです。

狭いために、コンロは電熱式であるとか、ミニ冷蔵庫が設置されているなどの特徴が見られます。

物件価格も、次に述べる築浅物件に比べると安く、1000万円~1200万円の範囲です。

 

築浅物件とは?

ここで説明する築浅の物件とは、上記のバブル期以降に建設された物件と考えて頂ければ良いと思います。

おおむね 2000年(平成12年)以降に建築されている物件であり、室内は20㎡ ~ 25㎡とやや広めです。

そして、顕著な特徴としてはバスとトイレが別になっていて、設備面も充実しています。

インターネットやケーブルテレビはもちろん、IHコンロや宅配ロッカーまでも有ったりします。

価格は、1500万円から2200万円となっています。

さて、この2種類を比較しますと…

・90年代にマンション革命があった!

日本のマンションについてですが、90年代にマンション革命があったとされています。

バブル期は、とにかく手抜きレベルに安作りしても売れるので、コンパクトに作って大量に売る方式だったのです。

ところが、2000年以降は、その反動というか、むしろ反省と言うべきでしょうか?

ユーザーのためを考えて、丁寧な造りを目指すことがトレンドとなったのです。

 

結果として、築浅物件に入るマンションは、新しいマンション構造の基本となるべきスタンダードを満たしていることになるのです。

マンションの将来を大変心配される人がありますが、仕組み的にはこの2000年のシステムは長く踏襲されると考えられています。

ということで、価格の問題もあるとは思いますが、築浅物件のワンルームマンション投資をお勧めするのです。

 

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