・不動産投資関連の書籍を読もう!
不動産投資のトラブルに遭わないために、大家は勉強して自衛しなくてはならないと思います。
自分の場合は、当初はマンション投資の関連する書籍を10冊くらいは読んでみたように記憶しています。
これらの中で、これが良かった!というのは特になく、初心者向け、中級などレベル別に準備されているのを乱読しました。
自分の場合は、深く考えることなく、ちょっと大きい書店の不動産投資コーナーへ行きまして、入門書的なものを選んだと思います。
当サイトだけでなく、書籍などで広く知識を集めてみて、ある程度予備知識を付けたら、紹介会社・不動産投資会社などのセミナー参加も良いように思います。
右も左もわからない状態で、イキナリ個別面談とかでは「わかるものもわからない」「伝わるものも伝わらない」…そんな感じになると思います。
書名をよく見て「これは読みやすそう」というご自身のフィーリングを目安に、最低でも数冊は読んでみましょう。
・不動産投資の書籍について
入門書にもいろいろとあり、
① 全くの初心者から結構な大物になった方に、出版社が目を付けて書籍化したもの
② 専門業者が集客を目的に、自社の紹介を中心に書かれているもの
③ 既に大家さんになっている人のトラブル防止のノウハウを集めたもの
こんな感じで、目的が分かれて出されていると思います。
内容から考えて見られるとわかると思いますが、① はとても勇気をもらえますし、予期せぬ失敗を防げることがあります。
『学生のうちに大家業で資産家への道が開けた』
『給料取りながら、不動産投資に乗り出せている』
…
(当サイトなどは、これにちょっと近いと思います)
その次に② などと読むと、紹介会社の世界も理解でき(大抵は自社のことが大変美化されています!)、複数社当たることの大切さを教えてくれるでしょう。
大切な資金を、しかも大金を投資するのですから、準備は抜かりなくしなくてはなりません。
③ は既に大家さんになっている方のトラブル集(入居者のトラブル、空き室のリスク、管理上のコツなど)で、ゆくゆく役立つと思います。
空き室にならない工夫や紹介業者への謝礼金のコツなど、なるほど!と気が付く工夫がいろいろ書かれています。
そして、不動産業者に相談・面談を申し込むようになるのですが、この入門初期に「いろいろ勉強してきた人だ!」ということをあちらにアピールできると良いと思います。
何にも知らない、お任せばかりの人は、やはり騙されたりトラブルに巻き込まれたりするリスクが高いと思います。
あんまり純粋無垢で「何もわからないけど、取り敢えず来てみた」では、業者さんも途方に暮れるかもしれません。
プロを相手にして、あまり『知ったかぶり』を発揮するのもどうかと思いますが、ある程度の予備知識は、先々を見据えても必要かと思います。
そして、可能性がありましたら『宅建士』の資格取得に挑戦すると ベストと言えるかもしれません。
・宅建士の資格を取得する
不動産業者にもいろいろありまして、場合によっては宅建業法スレスレの業務を当たり前のようにしていたりします。
宅建士の知識がありますと、説明責任があるところで宅建士がキチンと説明しないとか「あれ?ちょっとおかしいな」と早く気が付きやすいと思います。
手付金の金額や取引の手順、手数料の取り分なども、宅建業法で詳細に決まっているのです。
宅建士資格については、これまた別稿で説明しようと思いますが、高校卒くらいの学歴でも合格している人はたくさんいます。
不動産業界でも、幅を利かせる資格ですし、相手が同資格であれば、インチキも働きにくいと思います。
(ゴマカシが利かなくなるのです)
本格的に、不動産業を考えている人、将来的に有用な資格として取得することはおすすめ出来ます。