家賃を決める重要な鍵になる家賃の額ですが、オーナーの経済的な事情とは別に、近隣の家賃相場で決めた方が良いことは既に書きました。
ここでは、よりいっそう具体的にいくらで貸せるかを精密に調べてみようと思います。
マンションの立地に基づいて、地元の情報を詳細に分析する必要があります。
・部屋を借りる人向けの情報サイトを活用する
賃貸情報サイトには、最近の家賃相場の動向が一番よくわかる訳ですから、リアルに役立つわけです。
サイトを活用して現実的な家賃相場をチェックし、これから買おうとする物件、すでに買った物件の家賃を検討できるのです。
この手のポータルサイトは、まあどこでも同じようなものなのですが、サイトの上から順にエリアや路線を選択します。
そして、最寄りの駅と進んでいくような仕様になっていることが多いです。
・駅からの方角に要注意!
駅を選ぶと、駅からの(徒歩での)所要時間、築年数、部屋の㎡(広さ)、設備などで検索が進みます。
ここで、重要なのが駅からどちらの方角にあるのかが重要なのです。
方角と行っても風水みたいなものではなく(!)例えば、駅の西口と東口では全然相場が違うことがあるので注意を要します。
駅の歴史によっては、西口が先に開けていって、街が充実していて生活しやすいのに、東口は比較的 新興地域であり、住みにくいなど。
ここでは、
google map
などを併用しながら、最寄り駅との位置関係を掴む必要があります。
・敷金・礼金相場もチェックする
賃貸情報サイトを使えば、類似物件との家賃の比較が簡単にできますが、このとき敷金と礼金の相場や やり方もチェックします。
やり方というのは、例えば礼金は2ヶ月分にするのがこの地域のやり方だ、ということです。
地域性があり、近隣のやり方に揃える必要があるということです。
周辺が、例えば敷金0に揃えられている地域で、敷金2ヶ月をつけると、やはり敷居が高くなってしまうのですね。
東京近辺では、2000年代までは敷金・礼金は家賃の2ヶ月分というのが相場だったようです。
ところが、2010年代に入り、人気路線沿線、人気エリア、都心部を除けば、礼金は0~1ヶ月分と大幅に下落しているのです。
敷金・礼金のチェックの意味は、これにより、契約時に大家に入ってくる金額が変わってくるということなのです。
これによって、運営が変わってくることが予想されるので、必ず見ておくようにしましょう。
(関西地区では、敷金のことを保証金などと呼ぶことがありますが、ほとんど敷金の意味合いと思って間違いありません)
・現地の不動産店でもチェックする
アナログな方法ながら、確実で有用なやり方が、現地の不動産店で聞いてみることですね。
やり方は、実に簡単で現地不動産店に行き、部屋を探していると説明して聞き出すのですね。
その際に気をつけたいことは、その地域の相場で、同等な立地・広さ・築年数の物件なら幾らくらいの家賃なのかをハッキリさせておくことです。
ついでに、敷金・礼金の習慣や管理費用なども(物件を借りる体で!)聞き出すことができると思います。
例えば…
「この辺りで物件探している人は、やっぱり社会人が多いのですか?」
⇒ 客層がわかる
「ワンルームマンションが多い地域なのですか?」
⇒ 競争となるライバルの状況がわかる
「アパートだと幾らくらいになるのですか?」
⇒ アパートとマンションの価格差がわかる
土地勘のない地域では「足で稼ぐ」感じで、地道に 堅実に情報を得ていくようにしましょう。
< 有名賃貸サイトの一覧 >
SUUMO
HOMES
⇒ http://www.homes.co.jp/chintai/
at home
⇒ http://www.athome.co.jp/chintai/
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