(前項の予備知識編から続いています。こちらもご覧いただくとなおなお理解が深まりますよ♪)
私の目下所有している『総額600万円のマンションで、家賃6万円、年収60万円』のモデルをなお掘り下げてみたいと思います。
(12か月なら72万円ですが、諸経費や税金を考えてわかりやすく年収60万円です!)
とても重要な部分ですので、ぜひ最後までついて行き、読んで下さい!!!
ここで、私がお金持ちだと仮にしまして、6000万円分、すなわち10室のマンションを持っていたとします。
すると、月収は60万円×10室=600万円となり、1年経つと(無駄遣いしなければ…)、新たにマンションが1つ購入できることになります。
次の年も1つ、また次の年も1つ、と買い足していきますと、10年後には10室のマンションが、おお! 20室になります。
そして次の10年では、20室のマンションがそれぞれ家賃収入を生み出しますので40室に!
つまり 20年経ちますと、40室のマンションが持てて、各室が月6万円の家賃収入を生み出しますから、月収240万円に!
これ、数字のまやかしでもなんでもなく、数学的にはそんな感じで増えていく、ということなのですね。
(但し、所得税や家賃の下落率はこの場合、無視していますが…)
なおかつ、この『増加カーブ』は、より急峻(きゅうしゅん)に登っていくことになるのですが、お気づきですか?
では、不動産投資の醍醐味となります、シミュレーションを行ってみましょう!
☆ 最初の1年では10室で、それぞれが6万円ですので、年間600万円です。
12か月で600万円。
この600万円で、新たに1つのマンションが購入できます。
1年間で1室増える計算になります。
これは間違いないところ。
☆ ところが、次の1年は『11室』が稼ぎ始めますので、1年経たないうちに『1室増える』計算となります。
(600万円÷660万円(1年の家賃収入)=0.909…年
0.909…年×12か月=10.9カ月
つまり、およそ10.9カ月で『1室増える』計算となります)
☆ そして次の1年は『12室』になるので、600万円貯まるのは、より早くなります。
(600万円÷720万円(1年の家賃収入)=0.833…年
0.833…年×12か月=9.99カ月
つまり、およそ10カ月弱で『1室増える』計算となります)
(ちょっと話がウマすぎる!と思った方、ぜひ電卓で検算してみて頂きたいものです)
…何のことかといえば「利子が利子を呼ぶ」複利計算の話をしているだけなのですね。
以下、電卓を叩きますと…
☆ 『13室』では 600÷780= 0.769…年 ⇒ 9.23か月
☆ 『14室』では 600÷840= 0.714…年 ⇒ 8.57カ月
☆ 『15室』では 600÷900= 0.666…年 ⇒ 7.99カ月
☆ 『16室』では 600÷960= 0.625 年 ⇒ 7.50カ月
☆ 『17室』では 600÷1020=0.588…年 ⇒ 7.06カ月
☆ 『18室』では 600÷1080=0.555…年 ⇒ 6.66カ月
☆ 『19室』では 600÷1140=0.526…年 ⇒ 6.31カ月
ここで、20室に到達します。
そして、一番右の月数を総計すると…
12+10.9+9.99+9.23+…+6.31=86.21カ月 ⇒ これにを12か月で割ると 7.184年で20室に到達します。
☆☆ まとめて書きますと、10室が20室に到達するには計算上は10年かからず、7年強で完了するということですね。
ここまで見てきますと、資産家への道がかなり見えてきたのではないでしょうか?
前稿の『10億円の資産を持つ80代の老人』の話も、最初から20億円の不動産が複利で収益を生み出しますので、
10年より、かなり早い段階で借金は支払えることになります。
借り入れた10億円には利子が付きますので、簡単に倍増とは行きませんが、ご老人の子孫は比較的短期間に、労せずして20億円分の不動産を得ることができるのです。
(次の記事に続きます!)