誰しも優良物件が欲しいものですが、不動産業界では、やはり厳しく語られているようです。
「優良物件は、1000件に1件しかない(!)」
こんな話を見つけて、ちょっと愕然としてしまいました。
不動産物件に限った話ではありませんが、「優あれば、難あり」「あばたもえくぼ」と言うことでしょうか?
結婚の際のパートナー選びにしても、非の打ち所がない人なんて居ないものです。
どこかしら、欠点もあるのが常、と言うことではないでしょうか?
また、見方によっては「長所は短所、短所は長所」というわけで、結局「物は考えよう」ということでしょうか?
さて、それでも「マシな物件に当たりたい!」と思うのは当たり前でしょう。
決定打とまでは行かないまでも、良さげな物件に少しでも近づくにはどうしたらよいでしょうか?
私のメイン取引先のK不動産の話はさんざん書きましたが、私の場合、当初から申し分ない業者さんに当たった感じがします。
その後も、盆・暮れのお中元・お歳暮を欠かさず、また旅行をしてちょっと珍しい物を見つけたら早速送ってみるなど、関係強化に努力しています。
あまりよく分からない、初心者のうちは何とかして業者さんに取り付いて、いろいろ教えてもらうしかないようです。
巷には、一見良さげな物件がたくさんあふれておりまして、下手をすると良からぬ物件を掴まされてしまうのです。
長期化する不況にて、リストラ、ボーナスなど給与カットに逢いローン返済ができなくなっているケースが多々あります。
ローン精算の目的・多重債務精算の目的で投げ売られる物件は増えつつあるようですが、その中に優良物件がある可能性は相変わらず低いのです。
市中に流れ出る、不動産情報誌や新聞の折り込みチラシ、不動産会社の店頭ビラ、インターネット上の不動産情報サイトには『掘り出し物』はないと思って過言ではありません。
そこではやはり、経験豊富な不動産店の”目利きの力”を頼るのが良さそうです。
仲介不動産業者の話を聞くと、かなり激しい生存競争が繰り広げられているようですね。
入居の部屋付け(客付け)は早い者勝ちですし、人気間違いなしの好物件は激しく取り合うような状態と聞きます。
こんな話を聞くと、良さそうな物件に当たるのは至難の業、という感じもしてきます。
ですが、ちょっとだけよい話がなくもありません。
ベテランの大家さんに伺うとやはり仲介業者さんと良好な関係を築くことが大切とのお話です。
その土地で、長く不動産業に携わっており、地域の実情を知り尽くしている不動産店さんと懇意になりましょう。
そして、足繁く通ってこちらの熱意が伝わる努力を怠らないようにします。
その際、自分の身分や不動産賃貸を運営するに当たっての基本理念や予算、ターゲット層などを明確に伝えるようにします。
これを辛抱強く繰り返していると、次なるチャンスが巡ってきます!
未公開物件と聞くと、株の世界での未公開株みたいな、何だか『未知の魅力を秘めた凄い物』のような気がしてきます。
未公開物件とは、先の不動産情報誌などに公開される前の物件のことですね。
要するに、不動産誌に出るということは、周辺に取り引きが成立しそうにないから、公開されて売り手を求めるわけです。
かなり良さげな物件なら、掲載の費用がかかる前に、既に取り引きが成立するわけですね。
不動産の仲介業者に「こんな物件が希望!」と明確に伝わっていれば、公開される前に手を打てることになります。
満室運営が当たり前の大家さんでしたら、たいていこの未公開物件で賃貸しているようです。
まとめてみますと、やはり不動産投資はたくさんの『人』のお陰で成り立っていること、そして「誰から購入した物件か?」で決まることが多いのです。