突然、不動産投資の世界に足を踏み入れてしまった私!
この先、どうなるんだろうか?
漠然とした不安、心配などでいっぱいでした。
入居者から、何とか無事に家賃が振り込まれてきていても「何か起きるんじゃないか?!」
何だか現実感がない状況だったと思います。
その当時の自分のことを書いてみたいと思います。
目次
ごく普通に勤めていた自分が、イキナリ不動産オーナーになるなんて!
あり得ない!信じられない!
数年前までなら、全く想定できない展開でした。
でも人間、どこかで決心する瞬間があると思います。
どこかで一歩踏み出して、新しい世界に進んでいくのです。
不動産投資に関心を持って「将来を託したい!資産を持ちたい!」
そんな人の小さな希望になれたら幸いです。
さて、具体的に自分がどうやって不動産投資家(サラリーマン大家)になったかについて書いてみたいと思います。
平成24年(2012)は、私の人生で記念すべき年、不動産投資に着手した年になりました。
この年の夏の前に、不動産投資に乗り出す決心をした私は、かつて接点があったK不動産に、勇気を出して電話をすることになります。
記録によると、梅雨の時期ということになっているのですが、とにかく不動産投資をしてみたい、と電話でお願いをするのです。
すると「わかりました、整理が付き次第、電話をします」と言われました。
その後、音沙汰がなく、2012年の秋口になり、さすがにもう一度問い合わせの電話をしても良いだろうと再度連絡を入れ、メールアドレスを知らせました。
程なくしてメールを頂き「一度、事務所でお会いしませんか?」という話になりました。
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K不動産ですが、最初に社長にお会いしたのが平成6年(1994)であり、この時から考えると18年近く前になります。
社長は私のことは全く覚えておられないのはまあ、当たり前と言えば当たり前。
会社の場所も、自分的にはおぼろげにしか覚えておらず、この街も区画整理がかなり進んだりしたようで、ただし社長の上品で丁寧な様子はほんのりと記憶にありました。
まあ、18年も経てばいろいろと変わっていても不思議はありません…
そこで、自分の身分や状況を説明し、不動産投資をしてみたいのですが、と説明したと思います。
世間では「アパートを一棟買いなさい」とか「古民家を改装して、貸し出す」などがちょっとしたトレンドになっていた気がします。
「店舗が収益性が高いのではないか?」などのお話も出た気がします。
良さそうな物件があったのかもしれません。
「全く初めての人なら、マンション投資が良いのではないか?」
ということになり、取り敢えず初日は、顔合わせということで終わりになりました。
その次の回は、具体的な条件を詰めながら、あちこちのマンションを見せて頂き、目下売りに出ている物件を見ながら『注目するポイント』を習った気がします。
例えば「物件に入った途端、下水道が匂う感じなら、前入居者が退去してから、かなり日数が経っている」とか。
「リビングが四角く設計されていて、キッチンと分かれているのは、今日的にはあまり人気がない(オーバーキッチンなどで、区切りがあいまいな設定が主流になりつつある)」とか。
売り出し頃は大変な人気物件だったのだが、今はかなり値下がりしているマンションだとか、あまり立地は良くないけど、いつも満室になっていて人気している物件など。
結構、奥が深くて一度パッと聞いただけでは頭に入りませんが、やはり長年培われた勘と言うか、フィーリングでピンとくる世界があるのだな、と感じたわけですね。
その日一日で、すべてがわかるようになったわけではないのですが、後年 知り合いのが居住用マンションを探すのを手伝った際に、役に立ったこともたくさんありました。
第2回目は、具体的にマンションを見て回って金額と資金とを照らし合わせたりなどして、最終的に2~3の候補を絞り込み、その日は終了しました。
K不動産ですが、社長の温厚で(ちょっと丁寧すぎるくらいの)親切な仕事の姿勢が魅力的でして、初期はパンフレットのコピーなどもたくさん頂いた気がします。
将来的には、それこそ家族ぐるみでおつきあいできるのではないかと、この頃既に感じていた気がします。
(↑K不動産の店舗って、こんなイメージの外観ですね♪)
自分のフィーリングに合った、こちらの実情に合った物件を丁寧に考えてくれる、こういう理想的な業者さんに出会えることはとても幸せなことです。
その次は、銀行の個室をK不動産の社長が予約してくれて、不動産販売会社の社員さん、K不動産の社長、司法書士さんと私で購入手続きに臨みました。
これにて、何とかマンションを1室手に入れることに成功したのです!
(何だか、たくさんの人のお世話になったばかりだった気がしました(汗))
さて1室目のマンションの購入に際しまして、細かい話とか、後日談を書いてみます。
この記事では、必要費の支払いなど、お金の関係について書いてみます。
不動産オーナーにはなれたのですが、この後に必要な支払いが生じます。
それについてですが、K不動産の社長から「不動産収支専用の口座を作り、すべての出納を それ一冊で分かるようにしましょう」
こう助言されました。
今日、銀行は預金通帳をたくさん作ることをあまり良しとしません。
というのも、個人の通帳を売買してオレオレ詐欺などに悪用するパターンが多くあること。
また、資産隠しなどで(早くやってみたい(笑))、こちらも悪用の温床になることがあるためだと思います。
ですが、目的がハッキリしていて、必要であると宣言すると、大抵の金融機関は認めてくれるような風向きだと思います。
さて、新しい不動産口座でどんなお金が動くかと言いますと…
< 収入としては >
賃貸人からの、家賃の入金がここに来ます。
< 支出としては >
まず、管理会社への、定期的な支払い、修繕積立金などの引き落としがここからなされます。
固定資産税の引き落としもここから行われます。
(備え付けの備品の修繕費もこの通帳から支出しました)
自分は税金の支払いなどが、実は面倒なんじゃないか?と、ちょっと心配しておりました。
ですが、不動産登記がなされまして、自分の所有が明確になった時点で、税務署が支払いの債務者として自分をピックアップするのです。
実際は、もっと複雑な操作があるのかも知れないのですが、司法書士さんがにお任せしてあり、専門家として落ちなく手続きをしてくれています。
不動産取得から、しばらくしますと税務署から固定資産税の振り込み入金用紙が届きます。
分割とか振り込みもできるようなのですが、多くのオーナーは銀行引き落としにしているようです。
自分も、初回の支払いの際に、銀行引き落としの手続きをしましたので、以降は何もすることがありません。
毎年の支払い期日がきましたら、自分の不動産専用口座から粛々と引き落とされていきます。
固定資産税ですが、少し詳しく説明しますと地方税でして、市町村の税務課が徴収元になります。
それから、固定資産税は、その年の1月1日の所有者が全額支払うことになっています。
ということは、その年の途中からオーナーになったらどうなるの?
その場合は、不動産会社が『日割り計算』をしてくれて、自分が所有になって以降の固定資産税を支払うのです。
これも、売買契約の際に支払いが済むことになっているようです。
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では、具体的に通帳を見直してみます。
< 収入としては >
賃貸人からの、家賃の入金のみです。
< 支出としては >
管理会社への管理費の支払いが月額1万円(+消費税)
固定資産税:ここ毎年5月1日に、8万円(+消費税等)が支払われています。
2室持っていますので、1室につき固定資産税は約4万円ということでしょうか?
これ以外に「所得税が支払われなくてはならないのでは?」
そんな質問が来そうですね。
マイナンバー導入に伴い、徴税はかなり厳しくなっていると聞きます。
特に、公的機関から収入がある場合など、マイナンバーの提出を迫られることがあります。
あまりよく知らなかったということでも、後日追徴されたりすると大変困る、ということになりそうです。
この辺りをK不動産の社長にもいろいろ伺っているのですが、現在のレベル(マンション2室クラス)では心配しなくて良いようです。
読者も心配とは思いますが、家賃収入はかなり税制上、大目に見られてしまうのでしょうか?
現在の場合、不動産投資分(マンション1室がおよそ600万円)が初期投資とみなされますと、会計上はまだまだ赤字のレベルと思います。
もう少しして、不動産投資の黒字分が増えますと、工夫をしなくてはならないのでは?と思っています。
まとめて言えば、不動産購入を『家賃収入のための必要経費』と考えれば、目下の所、全然赤字のレベルであると思います。
これについて、詳しく分かりましたら、追記しようと思っています。
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