条件の良い物件を確保した後は、何としても空き室を防がなくては!
大家業としては、断然重要なポイントです。
この点について、まとめて書いてみましょう!
目次
内覧に来た 入居希望者はどういう心の動きで「入居したい!」と思うのでしょうか?
不動産店の店員に連れられて「次の物件は?!」と期待しながら、内覧に来られます。
部屋の内部の条件を見ながら、家賃の額を告げられると「○○○円で、この部屋なら…」と彼らは考えます。
要するに、家賃以上の価値を見出すことが出来れば、入居してもらえるわけです。
つまり、内覧の際に ① 物件の持てる力を100%以上を発揮できればよく、そのためには ② 物件の見せ方を工夫しなくてはなりません!
ここがまず大切なところと言えるでしょう。
内覧の時に、何とも冴えない印象を持たれるのが最もダメですね。
内覧の際に、不動産店はしばしば『イチオシの物件を最後に見せる』手をよく使います。
そのために『ちょっとイマイチの物件を先に見せる』のですが、自分の物件が こちらの『引き立て役の』物件になっては困ります!
空室で特にダメなのが『暗い・汚い・臭い』ですね。
退去の後には、速やかにクリーニングを行って、いつ内覧に来られても万全!の状態にしておかなくてはなりません。
見に来られる時間帯にもよりますが、退去者が照明を持ち去った後には、仮りの照明をつけましょう。
電気も切らさず、いつでも入居できるようにしておきましょう。
電気を引いてあっても、内覧の時にちらっとつけるだけですので、基本料金だけみたいなものなのです。
ここは、ケチらないようにしましょう。
内覧の時に薄暗く、倉庫を見に来たみたいな感じでは よい物件でも入居の意欲をそがれてしまいます。
後から書きますが、逆にちょっと雰囲気を出すような照明をつけるなどすると、入居後の生活がイメージできるのです。
K不動産の社長と購入前の内覧に回った時に教わったのですが『臭い物件は長く放置されていた証拠』というのがあります。
封水という、臭気逆流の方式をご存知でしょうか?
洗面台の下などによく見かける、パイプが蛇行している仕組みですね。
これにて、臭気の逆流が防がれるわけですが、長く未使用ですと、この水が蒸発して無くなってしまいます。
専門用語では『封水切れ』と言いますが、下水のにおいが まともに部屋に充満して、部屋中が下水管になってしまいます。
これでは、物件のイメージが台無しなので、物件には時々水を流して 封水切れにならないように工夫します。
内覧に来られる場合は、事前に封水を入れ、室内にはファブリーズの類を使い、臭いが起きないようにします。
退去があった後は、専門業者に依頼して極力きれいにしてもらいます。
「これは無理!」と思う汚れでも、業者の技術にて、ピカピカにしてもらえる可能性もあります。
その後は、やはりこまめに出入りして、内覧の直前には それこそ新築状態に近づけるように工夫をしましょう!
照明がないままで、内覧をしますと、どうしても暗くてさえない物件に見られがちになります。
そこで、照明器具は装置した状態で内覧してもらうと、内部がよく見てもらえることになります。
理想としては、モデルルームのように、綺麗に見せる工夫が欲しいものです。
勉強のために、マンションなどのモデルルームを見学に行くと良いでしょう。
ちょっとした調度類を置くなどして生活感を出してみると、なおなお Good! となります。