空室対策のアイディアを探る!満室経営の極意は掃除という事実を書く!

ある大家さんのご著書を読んでいたら「アパート・マンション経営は、掃除に始まり 掃除に終わる」

こう書かれていて、その徹底ぶりに驚いたことがありました。

人は誰でも清潔なところが好きなのだと思います。

有名ホテル、コンビニエンスストア、テーマパークや小売店チェーンなど、実力のある所ほど掃除が徹底しています。

結局、マンション経営というのはサービス業なのですから、いかに居住性を良くしてあげるかが大切なのですね。

そして、先の本に書かれていたことのなのですが、掃除を徹底するといろいろ発見があるのだそうです。

例えば、建物の傷み具合など、建物の弱点が見えてくるらしいのです。

医療機関で言うところの『早期発見・早期治療』みたいなもので、発見が早いと軽い手当で済むことが少なくありません。

大家が物件の近くに住んでいて、しばしば掃除に訪れると、入居者と会うことも増え、入居者との『心理的な距離』も縮まります。

これも入居者からみたイメージアップにつながり、ひいては入居期間が延びる結果をもたらします。

さて、大家が気付いて手が打てる、掃除に関連する手立てをまとめてみました。

・共用部分のほころびに気を配る

ワンルーム1室の大家と言えども、定期的に物件周辺の状況を観察することが有用です。

共用部分は、入居者にとっても気になる部分ながら、管理会社に電話したりしてもすげなく対応されて歯がゆい思いをしているかもしれません。

ところが この通報も「大家から来た!」となると管理会社の顔色がたちまち変わるのです。

入居者の不満を貯めないように、オーナーが気を配ってあげることが、心地よい入居継続につながるのではないでしょうか?

・大家は共用部分のどんなところを見ればよいのか?

最初に書きましたが、やはり「清潔度が下がっている!」と思うところを重点的に見て回る必要があります。

エントランスの郵便受け周辺

エントランスは、入居者が毎日通るところです。

そして郵便受けも基本、毎日のぞかれる部分です。

オートロックのエントランスなら、ポスティングはできにくいと思いますが、それでもDMやら自治体からの配布物などゴミが発生しやすいのです。

ビラやチラシのようなものが散乱していると、不潔なイメージが起き、内覧の人も良い印象を持ちません。

大家から進言して、なるべくチラシ用のゴミ箱を配置するよう管理会社にお願いしましょう。

そして できれば毎日、ゴミ箱をチェックしてもらい、処分してもらうことも忘れずお願いします。

共用部分の汚れ

大抵のマンションは、共用部分の定期的なクリーニング・ワックスなどは業者に委託していると思います。

問題は、高いところなど、手の届かないところの汚れです。

蜘蛛の巣が張るなど、おどろおどろしい状況で放置されていないでしょうか?

毎日生活している住人には、もはや馴れた景色かも知れませんが、初めて来る内覧の人にはどう映るでしょうか?

この辺り、生活に悩殺されている入居者には気づきにくいのが実情なのです。

マンション周辺で、草が生え放題になっているところなどは、除草剤の散布で改善します。

オーナーが進言することにより、管理会社も動かざるを得なくなると思います。

自転車置き場

放置自転車の問題もバカになりません。

毎日、自転車を取りに行くたび、乱雑な自転車置き場に気分を悪くしている入居者はいないでしょうか?

そして、困ったことですが、マンションと関係ない人が捨てる自転車を紛れ込ませて廃棄するなども多くあります。

オーナーとしての提案の仕方ですが、管理会社にステッカーを発行するなどを進言します。

ステッカーの貼っていない自転車は、放置自転車とみなす、と発表しますと、無用な自転車はいなくなるようです。

ゴミの収集所

ゴミの収集所も、住民の不満を募らせるポイントですので注意を要します。

ゴミがあふれ出るような状態では、近隣の迷惑にもなりますし、放火などの原因にもなります。

マンション関係者以外が、廃棄するつもりの荷物を捨ててあるなども、マナーの点では言語道断ですが、さりとて放置のままでも良くありません。

発見次第、管理会社にかたづけるよう電話をかけましょう。

こうしてみると、大家が素早く気が付くことにより入居者が助かることがたくさんあるのだと気が付きます。

k-fudousan

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