あまり日常生活では意識しませんが、警視庁の発表する数字などによりますと、相当な高額の詐欺が横行しているようです。
俗に言うところの『オレオレ詐欺』『母さん助けて詐欺』など、どこの世界で行われているんだろう…
そんなことを考えます。
実は、当家にも私になりすまして「仕事に穴をあけてしまって…」と鳴き声で電話を掛けてきた人物がありました。
ですが私の母が、私という人物を熟知していたので(笑)何事もなく撃退することができました。
私の知り合いの女医さんのお家へも「仕事で失敗して…」と電話がかかってきたそうです。
女医さんの母上が毅然として「娘は先月、死去しました」と応えると、そそくさと切ったそうです。
お母様によりますと「死んだとかいわないと、また掛けてくるかと思って」とのことで、ずいぶん先を考えてのご判断、見事と言って良いのか?
まあ、余談はそれくらいにしまして、不動産にも詐欺があり、やはりたいへんな金額が詐取されているようです。
そこで今回は、ガラッと趣旨を変えまして「不動産詐欺に引っかかりにくくなるには」を考えます。
先に挙げたような詐欺を今日では『特殊詐欺』と呼ぶようです。
そして、高齢者や女性がターゲットになっているようです。
となると、弱そうな人が気をつけなくてはならないのかというと、そうでもないようです。
かなり経験豊富な人物でも、コロリと騙されて大金を失ってしまうのです。
そんな話を聞かされますと、とても心配になります。
大金を失うとか、破産するなどはとにかくゴメンです。
では、どんなところに気をつけたら、騙されにくくなるのでしょうか?
騙されるのにはやはり、油断があり、少しの冷却期間があれば気がつくようなケースが多いと思います。
ところが、詐欺師はなるべく相手の『援軍』を奪い、極力一人で判断させようと工夫してきます。
ということで、極力単独では判断しないように心がけるというのはどうでしょうか?
自分と違ったタイプの人間、違う視点から見てくれる人間と必ず相談するようにしましょう。
何か困ったことができたら、考える時間を準備して、じっくりと結論を出すようにしましょう。
(そういうとき『今すぐ判断しなくてはならない』ように持って行くのが詐欺師の手口ですので要注意です!)
詐欺とは全然違うのですが、クレイマーも多数暴れておりまして、注意を要します。
自分の都合の良いように自己主張をして、被害・危害を与えますので、こちらも気をつけなくてはなりません。
一方的に自己主張をして、こちらの冷静さを失わせるように仕向けてくるのです。
重要なのは、やはり客観的な記録を残しておくことでしょうか?
相手の一方的な主張を画像・動画・音声などに記録しておきます。
「言った」「言わない」に発展しないように、客観的な証拠を残すようにしましょう。
何だかんだと、言いがかりをつけてこちらを混乱に巻き込もうとしてきます。
録音が進行しているとなれば、トーンもダウンし、落ち着いてくる場合もあります。
録音は、できれば2種類「中断したかにみせて、別の録音もしておく」などの工夫も必要かも知れません。
録音がなされているとなると、本当の正体が記録に残りにくいのです。
動画の証拠も、かなり有力で後から役立つ記録として重宝するようです。
動画撮影については、カメラは優秀な物が安価に出回っていますので、「誰か侵入している形跡がある」場合、警察でもカメラ設置をすすめることがあるようです。
いずれにせよ、トラブルとは関わらずにやっていけるようにしたいものです。