当サイトで、不動産物件の重要なポイントとして しつこく強調してきたのが『不動産の立地』ですね。
どこにある物件なのか?
それだけで、家賃相場から、入居率、家賃下落率など、さまざまな将来性がきまってきてしまうのです。
東京で言えば、吉祥寺とか、近年では立川、恵比寿などが好立地の代表格になってきていますが…
それらの地域に、良さそうな物件が見当たらないときには、どうしますか?
不動産物件で、注目点があるものが出てきた際に、その立地している街を評価しなくてはならなくなると思うのですね。
この記事では、立地している都市を評価することを考えました。
目次
不動産のある街について、まずは地方自治体のホームページを見てみましょう。
ユーザーを戸惑わせるのは、ホームページごとに重要な事項が掲載されている場所が異なることです。
ある都市のホームページでは、地域概要の案内の中に『数字で見る○○市』のように親切にまとめてくれていたりします。
そこから街の人口動態の様子や町丁目別人口(=町ごとの人口のこと)や世帯数などを知ることになります。
これは数都市について、具体的に調べてみることで、おおむねどこにまとめられているかなどが、おのずと分かってくると思います。
例えば『町田市+人口推移』のような2語キーワードで検索を掛けてみましょう。
すると、地域の人口動態についての研究文書などが引っかかってくることが多いので、重宝します。
この方法ですと、想像以上に詳しい情報が集まってくる可能性がありますので、ぜひ居住の街などで試してみて下さい。
街の『国勢調査の概要』等を調べます。
それぞれの街には『統計』をまとめた部分がありますので、そこで『国勢調査の概要』を見てみましょう!
不動産賃貸に大きく関わる、人口動態についてはここを見ると正確な状況がつかめます。
『国勢調査の概要』については、ダウンロードファイルで提示されていることが多く、生のデータが得られます。
国勢調査の結果をまとめたものが csvファイルで提供されていますので、エクセルなどで開いてみることができます。
これにより、その地域での人口と世帯数の推移が分かります。
国勢調査の『統計資料』の『人口・世帯・土地』の項目にて『住民登録/外国人登録』をクリックします。
すると、最新のデータを見ることができます。
「あの辺りは、すでに開発ずみで…」そんな印象を持っていても、実は再開発の話が進んでいたりします。
23区内でも、東京オリンピックの年を目指して、山手線の駅を新設するなどの話があると、不動産の世界は断然活気づいていたりします。
再開発や道路計画などもチェックが必要で、現地に詳しい不動産業者に聞いてみることが必要だと思います。
自治体や街そのもののホームページなどでも掲載されていることが多いので、見ておく必要があるでしょう。
近年では、地盤を気にする人が多く、東北大震災からの震災連鎖に伴い、ユーザーの視点が変化してきているのだと思います。
この傾向に追随すべく、地盤について検索して情報を先取りすることが必要ではないでしょうか?
(そういうまとめサイトも増えている状況だと思います)
地域の活性化はやはり人が起こすものです。
街の商店街などのホームページをチェックしてみるのも一計だと思います。
やる気の感じられる、そして更新回数の多いホームページは要注意!となるでしょう。