安倍内閣がずいぶん怪しくなってきても、アベノミクスの効果が継続中のようで、東京オリンピックまで継続しそうです。
現在物件購入を考えている人は、先々まで、すなわちオリンピック後も安定して運営できることを検討しなくてはなりません。
最近のトレンドを書いてみます。
国慶節や旧正月に大挙して押しかける中国・香港・台湾のアジアの爆買いが有名になっています。
中国は、元が流出するのを恐れまして、爆買い傾向に歯止めをかける方向にあるようです。
ですが、不動産人気はまだまだあるようで、流通ルートもずいぶん活発に広がっているようです。
日本国内の投資家が手を出さない価格帯でも海外の投資家がこぞって購入する状況がありました。
海外投資家用の物件地図というのがすごいのです。
東京都の全体の図面をバックにスカイツリー・羽田空港・物件の写真を張り付けただけで売れるありさま!
日本の物件なら、もう何でもよい!と先を急いで購入してしまった感じです。
(後から大変なことにならないことを祈りますが…)
しかし、一時の外人買いも、少し鎮静化しているようです。
情報通によりますと、現在は価格がかなり上向きでして、『買い』よりは『売り』のベースのようです。
売り時は大変難しく、売り方としては、後から「もう少し持っておくべきだった!」というケースを何とかして避けたいと思っているでしょう。
90年代のバブル期に、状況に乗せられて不動産を購入された人は明らかに『高値掴み』だったと思います。
ダイエーの中内功元CEOは、高値を見ても「まだまだ上がる」と借り入れまでして購入しておられたようす。
結局、売り逃げるのに失敗されたような印象ですね。
高すぎて、怖い・誰も手が出せないという時期は、後から見れば絶好の買い時だったりもします。
ですが、買い方が急速に減り始める状況は、すなわち頂上が見えてきた状況ということでしょうか?
株などでも、天井圏で出来高(取り引きの総数)が減り始めたら要注意(売り時が近い)と言ったりもします。
現在の状況では、買いより売りのステージという気が、やはりします。
結論から言えば、一般不動産相場は、銀行融資の資金量が作り出しているのです。
銀行融資の総額が上向いているときは、その資金が不動産にも多く流入しますので、やはりバブル景気となります。
築年数と家賃相場のバランスが重要となり、築年数が長いのに家賃がアンバランスに高いと、これはバブルと考えます。
その方式で行きますと、現況をみるに、現在以上に高騰した場合はバブルと考えるのが妥当のようです。
いつかは、バブルも収束するわけですが、国内ではなく海外の買い(外人による)が、いつまで日本相場を安いとみてくれるか?
これにて、終結点が見えてくるように思います。
こんな時にも、何かチャンスがないのか?と工夫をしてみます。
売り手が、長くホールドしていて、売り出さなかった物件を「今が売り時」と出してきているのです。
優良物件の現金化が始まるということは、優良物件が市場に出ることを意味しています。
これまで、お宝として長く保持されていた、良さそうな物件が早いうちから売りに出ることが少なくないわけですね。
ここで、価格的にも物件的にも良さげな物件を手に入れるには、やはり未公開物件ということになろうかと思います。
早くから、信頼できる業者を選び、希望の予算やタイプなどを、極力具体的に伝えておくようにします。
不動産業者さんと緊密に連携し「将来を買う」イメージで、投資的にも有利な物件を探しましょう。
不動産業者に”つて”がない人は、不動産の無料の投資セミナーなどに参加して名刺交換などをされると、懇親会などですぐに顔つなぎができます。
ベテラン大家さんの話も聞けますし、セミナーを契機に投資家の世界に足を踏み入れた人もたくさんいます。
大失敗しないためにも、いろいろ情報収集をしてみましょう!