不動産賃貸、とりわけマンション賃貸となれば、やはり人気の地域を外しては考えられません。
別記事にも書きましたが、東京都周辺が表面利回りの良い物件ばかりというとそうでもありません。
東京都周辺にもかかわらず、既に『地方化』が進み、再開発もままならない、既に疲弊して発展性がない地域もあります。
それに対して、東京オリンピック後にも人口の集中が見込まれ、現在でも人気がじわじわと上がりつつある…
そんな地域もあります。
となると、やはり人気のスポットに賃貸物件を構えるのが好ましい戦略であることは言うまでもありません。
この項では別の稿を引き継ぎ、東京都周辺の期待できる地域をまとめてみました。
吉祥寺が『住みたい街ランキング』で上位にいるかというと、人気のベストスリー常連の横浜・自由が丘と同様に都心から程よく離れているという特徴が重なります。
『交通の利便性』『充実した商店街』なども目を引きますが、閑静な住宅街が広いなどの条件があげられるとおもいます。
そして、新宿にも渋谷にも電車で一本という条件もあり、京王井の頭線の貢献度が高いと思われます(笑)。
街全体が高層化しない特徴があり、これは街の通気性が良い印象にもつながります。
井の頭公園など、自然に恵まれた都市という雰囲気も好かれる理由だと思います。
ですが、近年の資料によりますと、吉祥寺のイメージにも少し陰りが見えるところがあります。
『吉祥寺はちょっと高くなりすぎた』『中央線の特快が止まらない』『生活は案外不便ではないか』
元々、若者の街として大きくなりブランド化したのですが、このところ少し頭打ちの状況がある印象です。
それにしても『飲食店が豊富に展開されている』『ライブハウスが多い』『大型家電量販店がある』『巨大なアーケード街がある』
これらのアドバンテージはまだまだ魅力的と言えると思います。
住みやすさなどは、まだまだ評価が高く、これである程度 吉祥寺の評価が落ち着くのではないか?という意見もあります。
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武蔵小杉が、なぜにそんなに人気の街になるのでしょうか?
理由は3つあると思います。
『交通アクセスが良く』『新しいキレイな商業施設がある』『子育てしやすい環境がある』
この辺りが、支持されている理由「住むなら武蔵小杉にしたい」という裏付けになっているのではないかと思われます。
交通ですが、入っている路線が湘南新宿線 南武線 東急東横線 で、特に東横線が相互乗り入れしたことでかなりアクセスが良くなりました。
新宿18分、東京17分、渋谷13分と山手線の主要駅へのアクセスがとてもよくなったのです。
また、新しい大型商業施設があり、東急系の『武蔵小杉東急スクエア』三井系の『三井ショッピングパークららテラス武蔵小杉』セブン&アイHDの『グランツリー武蔵小杉』など。
とにかく駅前が広くて、キラキラしておりステータス感があるのだと思います。
市役所、病院、教育関連など、駅周辺に集中していて住みやすい。
タワーマンションに住んで、近代的なの商業施設で生活物資を調達し、少し郊外に出ると、多摩川や緑地帯があり自然に癒される。
何だか、近未来の都市感を感じさせるレイアウトが魅力のようです。
共働きの中流よりやや上のステータスが集まる印象ですね。
『ムサコマダム』と称される、ちょっと出過ぎのおばさま方も注目されている状況です。
地価の高騰は、かなり過熱気味で、ちょっと気をつけないと『高値つかみ』してしまいそうな印象があります。
しいて言えば、いきなり人口集中があったので、小学校施設などの整備が遅れている、などの説もなきにしもあらずです。
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立川の魅力を語る前に、中央線沿線がやたらに強いので、その魅力にも触れなくてはなりません。
中央線の特快がとにかく『速い』『輸送力が大きい』『駅が少ない』こんな特長があるのです。
中央線と他の私鉄線を比べると、特急の停車駅が少ないということがあげられます。
駅が少ないということは、スピードがあげられる、飛ばせる、ということにつながるのです。
また、駅が少ないということは弱点にもつながり、駅までのアクセス(それぞれの主要駅から遠い!)こともあり得ます。
ところが、逆に駅の『希少性』にもつながり、「○○駅まで自転車で×分、徒歩×分」より「(中央線の特快停車駅まで)バスで×分」のほうが訴求性が高かったりします。
また、駅前の商業施設の集積度が極めて高く、私鉄とは比べ物にならないレベルだったりも。
私鉄の特急停車駅でも、遮断機の踏切を超えると商店街などに魅力が乏しかったりするパターンがあると思います。
この辺りが、住環境を考えるうえで、中央線沿線が大変人気である理由ではないかと考えます。
行政機関が集中していることは、住むにはあまり関係がないかもしれませんが、特徴であります。
これら、地元で働く人にとっては立川は『職住近接』ということで、やりやすい街ということかもしれません。
大型の商業施設が多く、高島屋や伊勢丹などの百貨店群、ルミネやグランデュオ(JR東日本と阪急百貨店がバックアップ)など魅力もあります。
多摩のモノレールなど、地域のコミューターも充実しており街としての完成度が高く、再開発がどう進んでいくかが検討点と言えるでしょうか?
まず、浦和について書いてみましょう。
浦和を調べていると「埼玉を拒絶する 埼玉の都市」などとあります。
埼玉と言えば、やはり東京からすると『田舎』のイメージがぬぐえません。
その志向に敢然と立ち向かうイメージなのが浦和のようなのです。
京浜東北線が、首都圏とを結ぶ交通手段としてかなり有力であり、京浜東北線が本数が多いことなどがあげられます。
また、イトーヨーカドーや伊勢丹など、商業施設の充実が魅力です。
浦和地区は、高級住宅街と認識されていて、人気が落ちない事情のようですね。
大宮は、埼玉県民に大きく支持されているようで、埼玉県民が一番住みたい街として大宮があるようです。
埼京線沿線で、アクセスが良いという『交通の便がよい』ことに加えて『商業施設の充実』などがファミリー層に受けているようです。
大宮の商業施設と言えば、アルシェ、そごう、ソニックシティ、ダイエー、高島屋など、既に都市部では撤退を余儀なくされた店舗が生き残っているのです。
利用者に支持され続けている、そんな地域性を感じるのでした。
総括しますと、現在の『住みたい街ランキング』の思わぬ上位の街は、少し前まではイメージ的には『田舎』だったところなのです。
そこが、交通アクセスの利便性の高さや住環境の良さ、自然の抱負さなどでのし上がるケースが多い、ということがご理解いただけたと思います。
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