記事に書いたとおり、私はすでに11回も引っ越しを経験しております。
すると、内覧の回数は莫大な数値に登ります。
内覧の回数で、ワタクシの右に出る人はいない!と豪語したくなるのも頷けるのではないでしょうか(笑)?
さて、内覧の時に気になるのが『鍵』の保管状態ですね。
アパート・マンションに限らずですが、鍵がないと入れませんし、内覧ができません。
さりとて、誰の手にも簡単にわたる仕組みでは困ります。
私がかつて見た、鍵の保管具合から、不動産店の店員(=営業マン)がやりやすいやり方を考えてみます。
物件に内覧に行く際、不動産店の店員が管理会社に鍵を取りに行くパターンがまずあります。
店員が、あらかじめ管理会社に連絡をしておいて、鍵を受け取り、内覧の後返却に行くのです。
一見、固いやり方に見えるのですが、不動産店員は数個の物件を次々見せなくてはなりません。
となると、方式が面倒な物件は「また、今度にしておくか」と敬遠される確率が高くなります。
不動産店の店員にとって、一番負担が大きいのがこのパターンです。
ほかにも、ありますか?
物件が管理会社に近いと、このパターンが良く使われます。
不動産店の店員は約束の時間に、物件へお客さんを連れて行けばよいので楽は楽ですね。
ですがたいてい、複数の物件の内覧をするため、物件から物件に渡り歩きます。
結局、現地に時間通りつけないとなると、携帯電話で連絡をつけたりと、不測の事態にちょっと弱いことになります。
管理会社にとっても面倒ですので、今一つの方式となります。
すると、ベストの方法は?
これがよく見かけるパターンですね。
「キーボックスって何?」
そんな大家さんもいるかもしれません。
画像のように、鍵を内蔵するもので、ドアノブに引っ掛けておきます。
よく、おうちの合い鍵を家族で共有して「植木鉢の下に置いておく」なんて約束があったりします。
ですが、しばしば泥棒に見破られていたりして、まんまと盗難にあったりします(笑)。
要するに、鍵のキーボックスに入れて、現地に設置しておくわけですね。
そして、不動産店の店員には暗証番号を知らせておきます。
店員は、自分のタイミングでお客を連れてゆき、鍵でドアを開けて内覧をし、最後に鍵をボックスに入れて内覧を終えます。
キーボックスは、ホームセンターやインターネットの通販サイトなどで3000円~5000円くらいで売られています。
店員にとってもっともやりやすいのがキーボックスということになります。
使いやすければ「あそこなら、すぐに内覧できる!」となり、入居のチャンスも広がります。
ということで、キーボックスの設置を検討しましょう!
ですが、キーボックスにも弱点があります…
これは内覧が終わったときに、不動産店員が注意しなくてはならないことで、キーボックス以外の鍵を受け取るパターンでも同じです。
例えば、内覧の時に窓を開けて近隣の様子を見たりした際、うっかり不動産店員が窓を閉め忘れると、雨が降りこんだままになったりします。
寒冷地で冬季など、ガス管凍結防止機能が必要なのですが、ついブレーカーを下げてしまってガス管の破裂を招くなどもあります。
いずれも、退出時に不動産店員に注意を喚起するしかないのですが、近隣に住む大家なら自分自身で、また遠隔地なら管理会社が定期的に見まわることが必要だと思います。
一つ間違うと、大変な事故もあり得ることですので、入居者がいない物件は絶えず気を配る必要があります。