私の所有物件について、管理会社変更の決議があり、結果的に管理会社が変更になりました。
この変更の影響はまだ出ていませんが、管理会社を自分で選べるのであれば、どう考えるべきでしょうか?
聞いた話によりますと、茨城県の水戸市では2社の地元密着型の客付け不動産でないと空室を埋められないらしく、そういう特殊な地域もあります。
ネットの情報や(笑えてきますが…)2ちゃんねるも参考に、などと真顔でおっしゃる方もあるのがうなづけるわけですね。
水戸市のような地域性のところで、自分の考えで適当に、客付け会社を選んでいたら、入居者が全く決まらず大変なことになってしまうでしょう。
やはり地元にある程度詳しくないと、全くの新人営業マンにお願いしているのと同じになってしまいます。
管理会社についても、よくよく事情を調べてからでないと いろいろ面倒が起きることになると思います。
管理会社にもいろいろのタイプがあります
かねてから、地元で育ち、地元密着型でやってきている古参の業者さんとか、全国展開している大手業者(アパマンショップ、エイブル、ミニミニなど)など。
いきなり好きに選ばされたら、何がなんやら分からなくなってしまいます。
基本的に、中古物件を購入した場合、入居者もそのままなら、管理会社もそれまで管理していた管理会社を継続して使うケースが多いのです。
管理会社にもいろいろありまして、一般的には入居済みの部屋の家賃に対して5%の管理手数料を取ることが多いようです。
例を挙げれば、10室のマンションで6室入居していますと、6室分の家賃×5%の管理手数料がかかるのが一般的です。
ところが、管理会社によっては、10室のうちに6室しか入居していないのに、10室分の管理手数料をもらう契約だったりすることがあります。
こういう契約ですと、管理会社は「何としても満室にして10室分の管理手数料をゲットしなくては!」というモチベーションがないのです。
満室にならなくても、管理手数料が変わらないのですから、無駄な労力は避ける方向に傾くのは当たり前になります。
そういうことで、あまり客付けに熱心ではない業者があるパターンがあることも注意を要します。
収益物件の仲介業者の内部に管理部門があることもあります。
仲介物件を世話した延長上に、管理もしてくれる、というパターンですね。
売買を担当したということで、物件のことには熟知していますので、これはこれで安心できることもあると思います。
近年、全国区に名乗りをあげている業者(先に挙げた、アパマンショップ、エイブル、ミニミニなど)もあります。
不動産業者は、それぞれの土地に根ざして長く従業しており、地域に詳しく特殊事情を乗り越えて営業するなどのが主なスタンスです。
ですが、インターネットの普及に伴い、物件を全国的に把握し、大きい目で管理しようとか、マスメディアに訴えて知名度で勝負しようなど…
そういう業者も出てきているのが現状です。
数多くの物件を掌握できれば、ユーザーもたくさんから選べますので、より希望に添った物件選びができるかも知れません。
仲介の片手間として、仲介のサービスの延長として、管理業務をおこなっている業者も少なくありません。
こんなことを書いていると、読者がますます混乱してしまうかも知れませんね。
結論から言えば、客付け力ときめ細かな管理サービスの2点に絞って考えるべきでしょう。
この2点について、不満があれば、またもっと良いサービスが展開されていると聞けば、別の会社を候補とするのも一考だと思います。