入居者がマンションに入居していて、とても歯がゆいことがあると思います。
入居者としては「こんなサービスがあったら良いのに」と思っていても窓口が見当たらない。
何とかしてくれないかなあ、と思っている不満がたまっている状態は入居者にとっては良い状態ではないのです。
結局、退去が早まり、満室経営・入居率アップからは遠い方向に言ってしまうのです。
オーナーに直接言ってきてくれるようにお願いしても、なかなかできにくいため、アンケートを施行するなどは別記事で説明しました。
さて、それ以外に、大家としては何ができるのでしょうか?
これをやってあげると、とても安心して生活でき、コミュニケーションもスムーズに行く! そんな工夫を書いてみました。
マンションやアパートの運営サイドからの通知としては、郵便受けなどにチラシをポスティングする手法があります。
ですが、他の郵便物に紛れたりして、結局 見落とされることも少なくありません。
昨今の賃貸住宅の設備面の充実ぶりは、分譲住宅に迫る勢いであるのは確かです。
ですが、サービス面ではまだまだなところがあります。
掲示板は、案外見落とされている部分の一つだと思います。
例えば、メンテナンスのために業者が大人数入るなどのケースがあります。
共用部分の定期的な清掃や、電気・ガス・水道・テレビシステム・オートロック等の保守・点検など、外部の人間が入ることがあります。
特に、女性入居者は不安が強く、資材を担いだ職人が大勢出入りしているなどが、心配のもとになります。
こういうケースに備えて、毎日のようにチェックしてもらえるような位置に、掲示板を設置します。
集合ポストの付近に掲示板を設置して、毎日チラッとでもチェックしてもらえるようにすればよいのです。
外部の職人さんたちの出くわしても「保守・点検中なんだな」と安心して見送ることができるでしょう。
掲示板をつかって、ごみの出し方・停電のお知らせなど、大切な情報を提供することができます。
最近、評判になっているサービスを先取りすることを次に書いてみましょう。
最近まで、あまり認識されていなかったサービスとして『宅配ロッカー』というのがあります。
特に、都会に住んでいる 単身生活者にはなおさら、あったほうが喜ばれるサービスです。
特に、夜9時過ぎに帰宅するような会社員などにとって、宅配サービスは生活に欠かせません。
ところが、宅配のサービスは9時までであることが、ほとんどなのですね。
再配達を待っていると、土日まで待たなくてはならないことも頻繁にあります。
これは、土日のある時間に(例えば、土曜日の午前中という感じで)自宅にいなくてはなりません。
そうでなくても少ない休みの時間が削られてしまうことになるのです。
宅配ロッカーがあれば、ネット通販はかなり自由に使えることになります。
ネット通販の市場も大きく広がっており、アマゾン、楽天、ヤフーオークションなど。
また、例えば産直野菜の配送サービス『大地』『らでぃっしゅぼーや』『オイシックス』など。
通販全体の市場が拡大してきており、これが使えると生活にかなり”ゆとり”ができることがわかります。
宅配業者もブラック企業化するほど、配送員が多忙を極めている状態です。
市中の名門商店街が軒並み『シャッター通り』になっているのは、通販全盛時代と無関係ではないと思います。
入居者にとって、スピーディで商品が安く配送されるネット通販は、今日では 生活のある意味 必需システムと言うことなのだろうと思います。
宅配ロッカーが大変重宝される時代となっているのです。