満室経営のためなら、大家はぼんやりしていてはいけません。
地域によっては仲介業者を回って営業活動しなくてはなりません。
というか、大家が走り回らなくてはならないときは、空き室が出来そうなときくらいなのですから、頑張りどころ。
ここでは、大家が仲介業者を訪問するためのポイントをまとめてみました。
目次
最初に仲介業者を訪れるとなりますと、やはり緊張すると思います。
大家がしり込みすることなく、仲介業者と渡り合うためにはどうしたらよいでしょうか?
まず、あちらの予定をうかがって、社長や店長にアポイント(予約)を取ることが必要です。
ビジネスの常識ですが、突然「頼もう!」とばかりに乗り込んでは、うまく行くものも行かなくなってしまいます。
きちんと礼儀・仁義を通せば、むげに扱われる可能性も少ないのです。
あちら側が話を聞ける体制にあるときに、訪問をすることが大切です。
不動産業者は、Yahoo! や Google などの検索サイトにて『エリア名+賃貸』で検索して絞り込みます。
例 『浦和+賃貸』『中野坂上+賃貸』『東新宿+賃貸』
さて、仲介業者を訪問といっても、さあどこに行ったらよいものか?
知り合いや人脈もなく、途方に暮れそうになったときはどうしますか?
こういう際は、全国展開していて宣伝広告に力を入れている、認知度の高いフランチャイズタイプの仲介業者が良いでしょう。
センチュリー21、イオンモール、アパマンショップ…名前だけなら聞いたことがある、という業者があると思います。
自分があまり馴染みがないところに物件があり、土地勘もない場合は、フランチャイズ系仲介業者を選びましょう。
不動産業者と言えば、表通りに面したガラスにびっしりと賃貸広告が張り出されています。
ここに、賃貸物件の広告が多く、よく見ると自分の物件の条件と似通っていたりするとチャンス!
自社物件を持たず、もっぱら他業者や大家からの依頼にて賃貸の紹介をしている業者は期待ができます。
客付けに特化していますので、入居者を紹介してほしい大家さんは大歓迎のはずだからです。
仲介手数料は大抵、賃料の1か月分と相場が決まっているようなものです。
ところが、中には仲介手数料の1/2か月でO.K.と標榜しているところがあります。
これは、社員一丸頑張って、通常の倍 働いて仲介手数料を稼げばよい、という薄利多売の方針なのです。
よって、やる気は高く、客付けには期待ができるのです。
こういう業者は、しり込みせず積極的にお願いしましょう。
では、今度は訪問するときの持参アイテムを書いてみます。
名刺には、住所、電話番号(携帯番号)、メールアドレス、所有物件の紹介や紹介ホームページ、またブログの URLなども印刷しましょう。
講演会・セミナーの懇親会、大家さんの親睦会などで自己紹介にも使えます。
物件の様子がわかる募集広告・チラシを持参しましょう。
オリジナルで作れると楽しい感じが伝わりますし、平面図は必ず入れましょう。
現在では、画像や動画をスマホなどで撮影し、CD-ROMに収めておきます。
物件の現状がよくわかり、内覧の予習に使われたりします。
内覧の際に、鍵のありかがわからないと入れません。
物件にキーボックスを備えてあるときは、暗証番号でロックされていることが多いです。
暗証番号を知らせておきました。
(キーボックスの開け方は、明確に伝える必要があります)