満室経営は、大家の悲願であるのですが、退去後に即入居ができれば、満室が続いているようなものなのです。
ところが、一度空室になるとなかなか入居者が決まらなくて困ることになります。
ちょっと変な例になりますが、女性タレントのようなもので、こちらはドンドン年を取るのに、若い子(=新築物件)が次々デビューするわけです。
これで、人気を保ち続けるのはなかなか大変と言うことになります。
お色直し(=リフォーム)を繰り返し、あまり古びた感じにならないように工夫するのですが、難しい問題です。
となれば、なるべく若い子を採用しようと言うことで、新築物件が人気があるのはそういうことになるのだと思います。
投資効率と言えば、物件もあまり高いより中古物件の方が効率が良かったりします。
では、どんな中古物件の投資効率が良いのか、考えてみましょう。
目次
物件について、バブル景気の前後に分けることがあります。
バブル期には、マンションはとにかく作れば売れるとことで、安く作ることだけを考えていた感じがあります。
90年代を境にして、それ以前をバブル期物件、それ以降を築浅物件と読んだりします。
今後は、この呼び方で2つに分けながら説明してみましょう。
バブル期以降は、ユーザーのことを考えて、バス・トイレが別だったり、物件にゆとりが生まれているのです。
室内は広く取られていますし、収納も大きく、光インターネット回線やケーブルテレビ、宅配ロッカーなど新しい装備が完備されています。
そのため、年度末の移動の時期ともなりますと、室内を見ずに契約するようなパターンも増えていると聞きます。
ユーザーは、これらの利便性や快適性にやはり惹かれるようで、入居が決まりやすいのですね。
某社がまとめた新入居の資料によりますと、バブル期物件と築浅物件の差が、歴然とデータに現れます。
< 退去日から次の賃料発生までの期間 >
☆ バブル期物件は…32.5日
☆ 築浅物件は…28.5日
4日の違いではないか!と言う人もあるかと思いますが、これが積もり積もっていくわけです。
数字の上では、築浅物件の方が客付けが早いと言うことがわかったと思います。
なぜ、物件をろくに見ずして入居を決めてしまう人がいるかと言いますと、とにかく人気がありたちまち先を越されてしまうのですね。
ですから「考えるより先に入居決定!」そんな先手必勝のやり方ができるのだと思います。
また、築浅物件は共用部分の設備もかなり充実しているのが見逃せない点だと思います。
エントランスのオートロックや防犯カメラシステムなど、安全性が保証されているので、入居者が安心して居住できるのだと思います。
今日では、浴室換気乾燥機などが、Pansonic やTOTOなど大手住建関連メーカーから出されています。
これが換気扇代わりに装備されていますと、室内干しなども可能で、なおかつ早く乾かせる”時短”もできるので、勤め人に好評です。
もちろんPM2.5対策もなされていますし、新築家屋には59.1%も標準で装備されるようになってきています。
築浅物件は、やはり価格の点では割高になってしまいます。
ですが、部屋の広さなどは簡単に直せないため、安めの築古物件よりは、可能な限りchikuasa物件を手に入れることをお勧めしたいのですね♪
入居者にとって魅力満点の築浅物件をなるべく選んだ方が、不動産賃貸の運営は楽になること間違いないでしょう。
ここはちょっと我慢をしまして、築浅物件を探していくように心がけましょう!